2021年05月21日

Netflixの劇場版ガンダム3部作に英語字幕が追加!あの名セリフを英語でチェック

以前からガンダムシリーズをいくつか配信しているNetflix。残念ながら外国語にはあまり対応していなかったのですが、最近になって劇場版ガンダム3部作に英語字幕が付きました。というわけで、劇場版ガンダムの第1作目を英語字幕付きでみてみました。

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劇場版 機動戦士ガンダム | Netflix

作品は40年くらい前のものですが、思ったほど古さは感じません。この作品に関わったクリエイターがいまだに現役だったり、この作品に影響を受けた作品が現代にも多数存在しているのもあるのでしょう。

最近のガンダムシリーズと比べて印象的なのは、これが戦争であることを強調した描写・台詞が多いこと。設定上人型ロボットが登場して間もない時代とされているため、戦闘機もまだまだ戦術の中心です。「空襲(air raid)」「絨毯爆撃(carpet bombing)」などいった単語も登場しています。歩兵の活躍シーンもあり、全体的に泥臭いです。このあたりは、ロボット同士の戦いが当たり前の後のシリーズとは異なる点です。英語の勉強に使う際もこのあたりを意識すると面白いかも。

あの名セリフを英語で


以下では、劇場版1作目に登場する名台詞が英語字幕でどう訳されているのかを紹介していきます。

「こいつ……動くぞ!」
The power's on.


偶然ガンダムに乗りこんだ主人公アムロが、稼働状態を確認した際の台詞。電源が入っている(power is on)という形で「動く」ことを表現しています。


「このスピードで迫れるザクなんてありはしませんよ!通常の3倍のスピードで接近しています!」
No Zaku can go this fast! One of them is closing in at three times the normal speed!


「シャアだ!赤い彗星だ!」
It's Char! The Red Comet!


敵であるジオン軍の主力メカであるザクですが、エースであるシャアが乗ったザクは普通の3倍のスピードが出るようです。それに驚いた兵士たちの台詞。シャアといえば3倍と言われるほどの名台詞ですが、最近は「同型機で3倍は速すぎだろう」とツッコミどころにもなっている模様。「3倍」は英語だとthree timesです。

「赤い彗星」はシャアの異名で、そのままred(赤い) comet(彗星)と英訳されています。


見せてもらおうか。連邦軍のモビルスーツの性能とやらを!
Let's see if that Federation mobile suit live up to its reputation.


ガンダムと相まみえたシャアの台詞。federationは「連合」「同盟」という意味。本作では地球連邦という組織を指しています。ガンダムに代表される戦闘用人型ロボット「モビルスーツ」は英語版でもそのままmobile suit。live up toは(期待や責任に)沿うこと。reputationは「評判」。事前にガンダムの高性能ぶりを伝え聞いていたことを指しています。


当たらなければどうということはない!
If it can't hit us with it, it doesn't matter.


ガンダムの攻撃力に驚きつつも、的確に回避するシャアの台詞。matterは「重要である、問題である」。否定形にすることで「どうということはない」ことが表現されています。


モビルスーツの性能の差が、戦力の決定的な差ではないことを教えてやる!
The skills of the pilot determine the victor, not the mobile suit. Remember that!


こちらもシャアの台詞。英語版ではわりと意訳されており、「勝者を決めるのはパイロットの腕だ。モビルスーツではない。覚えておけ!」といった感じになっています。determineは「決める」。


大気圏突入
atmospheric entry


大気圏突入は、宇宙から地球に降りる際に大気の層に突っ込むこと。物語の舞台が宇宙から地球に映るという意味で、転換点になとなっています。大気の摩擦熱で自滅してしまう危険もあり、ガンダムシリーズではよく敵の襲撃を受けたりもします。そういう意味でも見せ場。英語版では、大気圏は単に大気を表すatmosphereと英訳されています。その形容詞形がatmospheric。


殴ったね!(中略)二度もぶった!親父にぶたれたことないのに!
You hit me. That's twice now! How dare you! Not even my dad hit me!


上官のブライトに殴られた際のアムロの台詞。How dare youは「よくもまあそんなことを」という抗議の意味を表します。


勝利の栄光を、君に!
May the glory of victory be yours.


シャアが親友であり上官であるガルマのために出撃するシーンの台詞。やや大げさな表現です。このMayは「~であらんことを、~であることを願う」という意味。


ジオン公国に栄光あれ!
Glory to the Principality of Zeon!


こちらはガルマの死亡直前の台詞。principalityは「公国」。


私の弟、諸君らの愛してくれたガルマ・ザビはシンだ!なぜか!
My younger brother, Garma Zabi, who was beloved by you all, id dead! why?


坊やだからさ。
He was a naive idiot, that's why.


ガルマ死亡後、国民の戦意高揚のために演説するギレン総統の台詞。そして、それを見たシャアの返答(独り言ですが)。「諸君らの愛してくれたガルマ・ザビ」の部分にはなにげに関係代名詞のwhoが使われています。

それに対するシャアの台詞の「坊や」は、naive idiotとなっています。英語ではnaiveは日本語のナイーブとは少し違い、悪い意味でしか使わない言葉。「子供じみている」「純粋すぎて馬鹿」のようなニュアンスです。idotは「馬鹿、アホ」。シャアがガルマを内心馬鹿にしていたことが日本語版より明確になっている印象。


ザクとは違うのだよ、ザクとは!
This isn't a Zaku you're fighting, pal!


ストーリー終盤、新型機グフに乗って表れた新たな敵ランバ・ラルの台詞。palは「仲間」という意味ですが、このように単なる呼びかけにも使われます。英語版の台詞は「おいおい、君が戦っているのはザクとは違うのだよ」といったニュアンス。日本語版より少し具体的になりましたね。
 


posted by trinder at 16:38| Comment(0) | 英語学習 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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